「禁煙し、『タバコを吸う』という行為に正面から立ち向かう」

喫煙行為を見ることで、タバコを吸う愚かさに”気づく”

●あなたが取り戻した「良いこと」

さあ、禁煙三カ月目に入りました。長年にわたる喫煙という習慣を続けてきたあなたにとって、二カ月間タバコなしで過ごせたことは、まさに快挙といえるでしょう。一言で「二カ月」と言うのは簡単です。しかしここまでの「二カ月」は、タバコを吸わなかった毎日の積み重ねによって築いた期間です。

禁煙したあなたは、身体が軽くなり、頭も冴えてきたのではないでしょうか?　それによって集中力が増して仕事は順調に進み、食べ物はおいしく感じられ、また貯金が増えたり、趣味に没頭するなど、良いことがたくさん起こったことでしょう。

良いことが起きたのは、あなたの身体から、ニコチンが抜けているからなのです。ニコチンがいかにあなたから「良いこと」を奪ってきたか、実感できたのではないでしょうか。あなたは自力でそれを取り戻したのです。

●本来のあるべき姿

もしあなたが、「タバコを意識することはもうない」「タバコを吸う行為は、バカバカしく意味のないこと」と思うのなら、あなたの意識は確実に「気づき」に向かっています。あなたが自然にタバコと距離を置き、吸わない人の立場で物事を考えるようになっていたら、禁煙の目指す到達点に着実に近づいてます。禁煙に成功した暮らしを普通だと思うのは、非喫煙者の視点です。それこそが離煙協会が考える、本来の「あるべき姿」なのです。

あなたは「このまま一年間続けられる」という自信がついてきた頃ではないでしょうか?　ここまで到達したのなら、「本離煙」に向けて正面から立ち向かえるはずです。離煙協会は、「離煙プログラム」を通じてあなたを応援していきます。

目次　離煙実践講座 本離煙編(1)