大丈夫!禁煙できる

かつてのあなたを知らない周りの人もあなたを非喫煙者と認めています。喫煙者だったあなたを知らないタバコ好きな人なら、自分がタバコを吸う際に申し訳なきそうにお伺いをたてたり、席をはずして一服しに行ったりすることでしょう。

三カ月、禁煙して過ごしてこられたあなたを、他人はいとも簡単に「非喫煙者」として認めます。タバコへの要求に苦しめられた経験がある人ほど、そのあっけなさを感じるのではないでしょうか。そして、それこそが「離煙プログラム」の順調なステップでもあるのです。

例えあなたが最初、タバコから逃げ出そうとしたり、意思の力で喫煙欲求を抑圧しようとする「禁煙」の罠に陥っていたとしても、焦らないでください。「離煙プログラム」を実行していくどの段階においても、無理強いではなく自然に喫煙行為から遠ざかるための処方せんが用意されています。

離煙協会は喫煙習慣に二度と戻らないよう、あなたをサポートいたします。

●油断は禁物でも、あなたなら大丈夫

ここまでたどり着いたあなたは、順調に「気づき」に向かっています。けれど、順調であればなおのこと、ここで気持をゆるめるのは禁物です。

人間には「魔がさす」こともあります。その時に、ここまで順調に積み重ねてきた禁煙に対する自信が、「少しぐらいタバコを吸っても大丈夫」という言い訳に変換されてしまったら元も子もありません。ほんの少しの油断によって、再び悪習に染まるようなことがあってはならないのです。そのために、離煙協会はあえて、苦言を呈しておきます。

とはいえ、「タバコなしの生活を自分も送れる」という自信を持てるのは喜ばしいことです。タバコがコミュニケーションや人とのつながりの妨げになると知って、改めて「百害あって一利なし」と実感したでしょう。その気持ちこそ、あなたを「気づき」に導く大きな力になります。禁煙生活を完璧なものにするために、念には念を入れて一年間という期間が設定されていますから、焦らずに歩んでいきましょう。

目次　離煙実践講座 本離煙編(1)